こんにちは!
私が熊野を訪れるとき、那智の滝、熊野那智大社方面に行くときに、寄りたくなる場所があります。JR那智駅からすぐの「補陀落山寺」です。静寂の中、祈りたいなぁと思われましたら、早朝に参拝に行くのがおすすめです。私はだいたい、人が少ない時に行っています。
「補陀落山寺」も熊野三山、玉置神社と同様に世界遺産に登録されています。
ここはブラタモリでも紹介された「補陀落渡海」が行われていたお寺です。覚えていますか? お寺の境内の中に、船が飾ってある場所・・そこです。
今回は補陀落渡海の話ではなく、この補陀落山寺には、秘仏の千手観音様がいらっしゃいます。たまたま、7月に補陀落山寺に立ち寄った際に不思議な出来事がありまして・・・
観音様からのメッセージなんて、ブログに紹介するのは・・・と思っていたのですが、今私の部屋に「千手観音様」を飾っています。やはり見ていると心が穏やかになりますし、とても気持ちがいいのです。思い出させてくれます。
やはりエネルギー的な要素もありますよね。
神様につながるポータル!ゲートになるんですかね
というわけで、秘仏の「千手観音像」に手を合わせ、静かに祈っていた時に頂いたメッセージをご紹介します。
補陀落山寺
補陀落山寺は、南海のかなたに補陀洛浄土を目指し渡海する上人達の出発点でした。
平安時代から江戸時代にかけての約1000年もの間、南海の彼方にあると信じられていた「観音浄土」を目指すというもので、補陀洛山寺は補陀洛渡海の出発点として知られるお寺です。生きながらにして観音浄土を目指す為、約30日分の食糧を積み込み、船は外から釘を打ちつけて航海に出たとされています。
補陀落山寺は、2004年7月、
ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録され、
ご本尊の千手観音は苦悩する人々を救うと言われ、重要文化財に指定されています。
御本尊である十一面千手観音は、平安時代後期の作です。千手とは、あらゆる衆生を救済しようとする慈悲と力の広大さを表しています。本尊の千手観音像は像高約170センチほどの立像で、44本の腕をもっておられます。
本尊千手観音像は秘仏なので、いつでも拝観はできません。基本的に1月27日、5月17日、7月10日の1年に3日開帳されています。ただ、旅行会社のバスツアーなどでは拝観することができたり、特別時期に拝観はできます。
※次回の特別拝観は、2019年が世界遺産登録15周年になりますので、12/1~12/31 9~15時です。1週間前まで電話予約が必要です。
詳細は電話でお問い合わせください
補陀落山寺 | |
住所 | 那智勝浦町浜ノ宮348番地 |
TEL | 0735-52-2523 |
参拝時間 | 8:30~16:00 |
【アクセス】
- JR那智駅から徒歩3分
- 紀伊勝浦駅から路線バス「那智山行」で約10分、那智駅下車、徒歩3分
秘仏の「千手観音様」
2013年から熊野リトリートを開催してましたので、私は今までに何度も補陀落山寺を訪れています。
今まで一人で参拝することは少ないのですが、今年の7月にたまたま一人で「補陀落山寺」に立ち寄りました。お寺には瀬川さんがいらっしゃって、久しぶりのご挨拶をしていたら、「秘仏ご覧になられますか?」と。
え!いいんですか?、、、私はびっくりした。そんなつもりでなかったのですが、長年お寺でお仕事をされているお方ですので、何かをお感じになられたのですかね・・・
↑秘仏なので、ポストカードの写真です
補陀落山寺の観音様は、お顔がお優しくて、見る角度によって表情が違って見えます。何度も拝ませて頂いてるのに、、、この時はいつもと違っていた。
とっても穏やかで、静かな時間
お寺の中に他に誰もいなくて、私だけ
たまたま、参拝者が誰もいなかったんです。16時に締まりますので、きっと15時過ぎ~15時半ころに訪れたんだと思います。奇跡的に、観音様と私とが向かい合って、本当に本当に静かな祈りの時間を持っていたのです。
手を合わせて静かになると、
「観音様はいつも、人々を救ってこられたんですね~」と言葉で話しかけている自分がいました
昔の人々もこうして、観音様に手を合わせて、祈っていたんだろうな~と思いながら、
「観音様としていらっしゃて、どうやって人々を救ってきたのだろう?」・・・っと頭をかすめた時、
「この観音様の表情が人々を救ってきたんだな~、、、人々は祈りの中で癒され、心を落ち着け、そして、これから頑張る力をもらっていたのでしょう。観音様を見ることで、我に返り、本来の自分を思い出したんだな~」と思った時、
ただ、その心でいたらいいだけ
特別なことをする必要はない
あなたもその心でこのくらいの手を持って、人々を救うことができます。
だから、人々を救いなさい
その心を持っているだけでいいんだから
無意識に。
涙がすーと流れていった。
観音様の優しい心に触れ、神と繋がった。
神様はいつもそばにいる
ありがとう、感謝しかでてこない
那智に行ってよかった~~~
私はこんなことになるなんて、全く予想していなかったから驚いたけど、これは普通のことなんだろうなとも思っています。心の奥深いところに、観音様からのメッセージが響いたのでした。ありがたい。
最後に
「その心でいたらいいだけ」
それって、どういうこと?って思われる方もいらっしゃいますよね。
「その心」って、、、普段の生活の中で、気持ちよく過ごしているときの心。いい感じ~っていう時ないですか?それです
幸せな中にいる時の心の状態。
歓びの中にいる時の心。
生きていると、ついネガティブな発想が出てきたり、怒りが出たり、悲しんだり、あれは違うこれは違うとジャッジしたり、、、心は彷徨います。ですが、自分自身、いい時の心って知っているはずなんです。気持ちよくて、何も考えていなくて、穏やかな時のあれ!
その心ってことです。
何か特別なことではないんです。
自分のいい感じの状態でいるってこと
私は補陀落山寺の「千手観音様」を拝むことで、それを思い出すきっかけを頂いたと思っています。本来の自分に、自分自身の本質に繋がるきっかけだったんだと思います。
観音様に手を合わせて拝むことで、静寂な時間が流れるでしょ
そう、それです。
心穏やかでありますように。
今日もブログを訪れてくださりありがとうございます。