新しい一年を迎えるにあたって、ご利益がありそうで、お願い事があるのなら、本家本元の熊野の神様に直接お願いしたいとなりますよね。一年の初めとなれば、なおさら。熊野三山のひとつ、和歌山県の熊野本宮大社は、昔から熊野詣の最終目的地。
令和三年の新年祭は、132 年ぶりに「大斎原」で執り行われます
初詣は、熊野本宮大社へお参りして、温泉に入って、熊野の名物を食べ、日本の中でも神々が宿る場所、神域の「熊野」での年越し、初詣がおすすめです。
熊野本宮大社の初詣時期の祭事や行事、参拝時間、混雑や渋滞状況を紹介します。
また、熊野本宮大社周辺の宿泊施設、おすすめ立ち寄りスポットの食事処やお守りについてもご説明します。
もくじ
熊野本宮大社初詣の祭事と参拝時間
2021年の初詣について
年末年始の神事・行事のご案内
年末年始の以下の神事・行事については、新型コロナウイルス感染予防と拡大防止の為、神職・神社役員関係者のみで執り行われます。
12月31日 午後5時 除夜祭
1月1日 午前2時 明寅祭
午前6時 歳旦祭
午前8時 崇敬者年頭祈願祭
1月2日 午前10時 八咫烏交通安全祈願祭
1月3日 午前10時 元始祭
●令和三年1月1日元旦
午前0 時~午後五時まで
●令和三年1月2日~1月17日
午前八時~午後五時まで
2021年の初詣の準備が始まっていました(2020年11月28日撮影)
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2021年の新鮮の祈祷について
令和3年1月1日~17日までの新年初祈祷は熊野本宮大社旧社地大斎原で執り行われます。
新型コロナウイルス感染拡大防止の為、一度に祈祷件数は50件までになります。混みあった場合、ご参列は代表者のみとなる場合があります。
※天候等の状況により、変更となる場合もありますので、詳細は熊野本宮大社にお尋ねください。
年末年始について
熊野三山の神様が祀られています。
その中でも、熊野本宮大社はスサノオの神様です。
【主祭神】 |
家津御子大神、夫須美大神、速玉大神、天照大神 |
【ご利益】 |
延命長寿、無病息災、商売繁盛、家庭円満、交通安全など |
【参拝時間】
1月1日0~19時、
1月2日以降は、6~19時まで。
<1月1日~1月5日 温泉粥>
◆斎館前にて、午前8時~正午頃(完食終了)
年初に参拝者の皆様方に温泉粥を召し上がって頂き、身体の内から清まって一年の無病息災を御祈念して頂くものです。
<1月2日>
◆餅つき(斎館前)午前10時
昨今見かけることが無くなった餅つきですが、若い世代の方々にはその雰囲気を感じて頂き、年配の方々には昔を懐かしんで頂きたく、当社氏子総代会が主体となって餅つきをいたします。
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開寅祭 あけとらさい |
宮司が年に一度本殿の各御扉を開き、天下泰平・国家繁栄を祈念する祭典です。 古来よりこの刻に詣でることを開寅詣でといい、一年間の心願が成就されます。 |
1/2 | 八咫烏交通安全祈願祭 |
年の初めにあたり、古来より陸上・海上交通の守護神とされた御祭神に交通安全を祈念する祭典です。 出発地より目的地までの無事道中を導くという意味で、八咫烏交通安全祈願祭といいます。 |
1/7 | 八咫烏神事 |
正月三ケ日、神門前に飾り奉った門松の御松で調製した熊野牛王宝印を火と水とで祓い清め、魂を吹き込む宝印押し初めの神事です。 ※参列者のみが受け取る「白玉牛王」という宝印紙があります。 |
開寅祭は、1月1日 2:00~4:00
1年のうちこの日だけ、
警蹕と共に熊野本宮大社の全社殿(西御前、中御前、証誠殿、若宮)が特別に御開帳されます。
普段は閉じられている社殿の扉が開かれます!!!
本殿御開帳以外の特殊な祭典はありませんが、真夜中で寒い中、黎明殿横では焚き火にあたる人々も多くいます。境内は初詣のはじまりの賑わいとなります。
お正月の真夜中は極寒が予想されます、暖かい服装で!
大晦日深夜から元旦の朝までの参拝は、大晦日の深夜、一旦、門は閉じられます。
そして年が明けると共に、宮司の打ち鳴らす太鼓を合図によって、本宮大社の神門が開け放たれ、初詣が始まります。
年明けの瞬間は、門の前で初詣を待つ方が多く、かなり混み合います。
旧社「大斎原」は最強パワースポット
大鳥居はライトアップされます!
<12月27日>
◆大鳥居ライトアップ試験点灯(大斎原) 午後6時~9時
<12月31日~1月7日>
◆大鳥居ライトアップ(大斎原)
大晦日 午後6時~翌午前5時
元 旦 午後6時~9時 以下同時間で7日まで
また、お参りは熊野本宮大社だけでなくその旧社の大斎原(おおゆのはら)へも!
大斎原こそが大勢の人々を惹き付けた熊野信仰の中心地。神様が降臨した場所、パワースポットと言えます
詳細はこちら↓
熊野本宮大社の初詣の混雑状況や対策は?
熊野本宮大社初詣の例年の人出は約31万人です。
和歌山県で2位です。
年明けの瞬間は、門の前で初詣を待つ方が多く、かなり混み合うことが予想されます。
少し時間をずらして、元旦午前2時~午前4時に執り行われる「開寅(あけとら)祭」の時にご参拝されるのがおすすめです!
午前2時頃は、また混んできますが、2時半~3時頃なら、比較的すいてきます。
元旦の朝はそのまま神門は開いているので、早朝の初詣もオススメです。
もし、渋滞を避けたいということでしたら、早朝のお詣りがおすすめです。
熊野古道を歩いて初詣
または、熊野古道を歩いて参拝という方法もあります↓↓↓
湯の峰温泉に宿泊し、
熊野古道「大日越」を歩いて
熊野本宮大社に初詣!
湯の峯温泉から熊野本宮大社まで
歩行距離:3.4km
歩行時間:1時間10分
所要時間:約2時間
「大日越」は距離は短いのですが上り下りの傾斜がきついので、足腰に不安のある方には少々厳しいかもしれません。
詳細はこちら↓
熊野本宮大社の初詣の時の駐車場情報
年末年始の期間中は熊野川の河川敷に臨時駐車場が作られます。およそ400台!
もちろん、無料です!
・通常利用できる熊野本宮大社下(珍重庵さん近く)の駐車場は、初詣期間中利用できません。
・また、世界遺産熊野本宮館の駐車場も基本的には常に満車状態です。
「臨時駐車場(河川敷)」をご利用下さい。
熊野本宮大社の周辺では、車が渋滞します。
ただ、全く車が動かないか?というと、そうではないので、じわりじわり進んでいきます。
臨時駐車場が河原になりますので、新宮、那智、田辺や白浜方面からの車は、臨時駐車場へ入るのに右折進入になりますので。混みます。
例年渋滞が 本宮大社先頭に2km~5km発生します。
熊野本宮大社周辺の神社とお食事処や立ち寄りスポットでおすすめは?
近隣はこちらの地図を参考に!
Hongu-map(出典:http://www.hongu.jp/access/areamap/)
お土産には、是非!
鳥居の前で販売されている「もうで餅」
熊野三山だけの限定発売です♪
(出典:http://moudemochi.com/moude-mochi/)
熊野本宮大社の初詣におすすめの温泉宿
熊野本宮大社の周辺には、3つの温泉があります。
とても近い場所にあるのにそれぞれ泉質が違います。
おすすめの宿泊施設を厳選してみました
湯の峰温泉
世界遺産に登録されている「つぼ湯」があります!入浴できる温泉としては世界で唯一で、日によって7回湯の色を変えるとか?!
つぼ湯は30分貸切の温泉で、時間によっては混雑している場合もあります。公衆浴場と隣接しています。温泉卵やふかしイモなど、温泉の蒸気を利用して作ることが出来ます。
世界遺産の温泉「つぼ湯」の入浴方法はこちら↓
早めの予約が必須です!
川湯温泉
川原の底から絶えず温泉が湧き出している川湯温泉は川見ながら入ることが出来る露天風呂は風情があります。
ちょうど、12月から翌年2月までの期間限定で、
広大な大露天風呂「仙人風呂」が利用できます。無料です!
仙人風呂は混浴です!
詳細はこちら↓
早めの予約が必須です!
【おすすめの温泉宿】
わたらせ温泉
西日本で一番大きな露天風呂が自慢です。広くてとっても気持ちいいです。
源泉かけ流しです
【おすすめの温泉宿】
アクセス
車でアクセス
熊野本宮大社
【住所】和歌山県田辺市本宮町本宮
東京、大阪、名古屋、その他からのアクセスはこちらを参考に↓↓↓
飛行機と夜行バスで熊野にアクセス
飛行機で熊野本宮大社へアクセスする方法があります。
詳細はこちら↓
熊野へ格安で行く方法としては夜行バスがあります
年末年始は込みますので早めの予約がオススメです
詳細はこちら↓
夜行バスで熊野に行く場合はJR新宮駅をご利用ください。
新宮から路線バスで、熊野本宮大社・温泉にアクセスできます
バスの時刻表(新宮~熊野本宮大社)
最後に
熊野本宮大社の初詣についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
せっかく、遠方から熊野まで初詣にいらっしゃるなら、温泉や美味しい物を食べ、ゆとりのある計画でゆったり熊野の旅を!
熊野三山の熊野那智大社や熊野速玉大社にも参拝されるのもおすすめです!
どうぞ良いお年をお迎え下さい!
熊野三山の三社参りをお考えの方は、こちらを参考に!
熊野三山にお詣りオススメ
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