2019年の熊野古道「世界遺産登録15周年」
の記念イベントの一環として、和歌山県の紀伊勝浦町の「補陀落山寺で特別拝観」が行われています。
2019年12月1日~31日までの期間限定!
ブラタモリで紹介され、さらに人気のスポットになっている「補陀落山寺」、御朱印帳をもらいに来ている人も増えています。
実はこの「補陀落山寺」に、千手観音様の秘仏があります。普段は拝観することができません。
2019年12月だけ、予約をすれば「特別拝観」が可能です。
詳細をご紹介します
補陀落山寺(ふだらくさんじ)とは
補陀落山寺は、南海のかなたに補陀洛浄土を目指し渡海する上人達の出発点として有名です。このことがあったので「世界遺産」に登録されたのでは・・・とお寺の方にお話を伺いました。
「補陀落渡海(ふだらくとかい)」とは、平安時代から江戸時代にかけての約1000年もの間、南海の彼方にあると信じられていた「観音浄土」を目指すというものでした。生きながらにして観音浄土を目指す為、約30日分の食糧を積み込み、船は外から釘を打ちつけて航海に出たとされています。
お寺の敷地内に、補陀落渡海の船の展示がありますので見ることができます。
特別ご開帳「秘仏の千手観音様」
2004年7月、補陀落山寺は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録され、
ご本尊の千手観音は苦悩する人々を救うと言われ、重要文化財に指定されています。
秘仏の観音様ですので、普段は見ることができませんし、写真撮影もできませんので、こちらはポストカードです
御本尊である十一面千手観音は、平安時代後期の作です。
千手とは、あらゆる衆生を救済しようとする慈悲と力の広大さを表しています。本尊の千手観音像は像高約170センチほどの立像で、44本の腕をもっておられます。
本尊千手観音像は秘仏なので、普段や扉の中にいらっしゃいます。
ただ、1月27日、5月17日、7月10日の1年に3日開帳されています。そして、旅行会社のバスツアーなどでは拝観することができたり、特別時期に拝観はできます。
※2019年は世界遺産登録15周年になりますので、12/1~12/31 9~15時のみ特別公開されています。
1週間前まで電話予約が必要です。
特別拝観のご予約は、電話でお問い合わせください
補陀落山寺 | |
住所 | 那智勝浦町浜ノ宮348番地 |
TEL | 0735-52-2523 |
参拝時間 | 8:30~16:00 |
祈りの聖地「熊野」で不思議なことが起こるものです 🙂
補陀落山寺の隣には、「熊野三所大神社(くまのさんしょおおみわやしろ)がありますので、そちらも素晴らしいのでお参りください。
ご神木の楠があります。
補陀落山寺へのアクセス
無料駐車場があります。
※電車やバスでもアクセス可能です
- JR那智駅から徒歩3分
- 紀伊勝浦駅から路線バス「那智山行」で約10分、那智駅下車、徒歩3分
- 新宮駅から路線バス「紀伊勝浦駅」に乗車し、那智駅下車、徒歩3分
新宮市の「熊野三山の熊野速玉大社」から「熊野那智大社」にバスで行く方は、ちょうど、那智駅で乗り換えになりますので、バスの乗り換え時間に余裕がある場合は、是非訪れてください!
【バスの時刻表】
●紀伊勝浦駅&那智駅⇔那智山
勝浦・那智から那智山(那智の滝・熊野那智大社)へのバスの時刻表。
●新宮駅→那智駅→紀伊勝浦駅
新宮から勝浦へのバスの時刻表
- 勝浦から新宮へのバスの時刻表。
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