冬に実際に熊野古道を歩いた5泊6日の1日目の旅日記です。
12月、1月の熊野古道おすすめは、伊勢路です。
歩くのはもちろん、冬はお魚がとても美味しい季節、伊勢えびあり、クエ料理あり、牡蠣あり。伊勢路ならではです。
冬の熊野古道は伊勢路がおすすめです!
温暖な海沿いの道だからこそ、冬もオススメ!
「熊野古道は何日歩く?」
日数については、自分の予定や体力で自由に決めることが出来ます。2時間でも、半日でも、一日、1泊2日どんなふうにもできます。
今回は、私が歩いた5泊6日の全コースについて、実際に歩いた熊野古道のコース、宿泊場所についてまとめています。熊野古道歩きにご活用ください。
12月の熊野古道・伊勢路を5泊6日で歩いた旅行記の一日目です。
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⇒冬の熊野古道のおすすめは伊勢路!服装や気候は?12月伊勢路5泊6日歩きました
もくじ
【熊野古道・伊勢路】5泊6日コース
12月に熊野古道の伊勢路を歩いた記録です。
1日目 (12/10 木曜日)
梅ヶ谷または紀伊長島→荷坂峠→古里
2日目 (12/11 金曜日)
古里→素朴な海辺の町を歩く→始神峠道→JR相賀
3日目 (12/12 土曜日)
JRあいが→馬越峠&天狗倉山→JR尾鷲
4日目 (12/13 日曜日)
JR尾鷲→八鬼山越え→JR三木里
5日目 (12/14 月曜日)
JR三木里→飛鳥神社→曽根次郎坂・太郎坂→甫母峠→JR二木島
6日目 (12/15 火曜日)
JR二木島→逢神坂峠→新鹿海岸→波田須→大吹峠→大泊海岸→松本峠(美しい石畳)→獅子岩→花の窟&産田神社
第一日目「熊野古道・伊勢路を歩く~荷坂峠~」
12月の熊野古道5泊6日は、東京からの友人をむかえ、女性二人の熊野古道歩き旅です。
【予定】1日目 (12/10 )
梅ヶ谷または紀伊長島→荷坂峠道→古里(温泉宿泊)
待ち合わせは、11時に梅ヶ谷駅。
調べると、東京から11時だ梅ヶ谷駅に到着できるので、そこから一緒に歩き、荷坂峠を越え紀伊長島へ向かっていく予定。
東京からは、新幹線で名古屋まで移動してきて、JRで梅ヶ谷駅まで移動。
いきなりハプニング!
関東からのMさんは新幹線が遅れ、二時間遅れ。
しょっぱなから、こんなことあるの~っで始まりました。
名古屋発の熊野行き特急ワイドビューは頻繁に出ていないから名古屋で2時間待ちになってしまった。
急遽、13時に紀伊長島駅での待ち合わせに変更!
どうしよう? なんで? どうして?と考えていても始まらない、
熊野古道の地図を確認すると、梅ヶ谷駅から紀伊長島駅までは、7、5kmで2時間半のコース。
一人で歩くことにしました。
いきなり、初日からは予想外の展開でしたが、
紅葉もきれいで、ちょっと元気がでてきました。
やっと見つけた熊野古道のサイン
地域によって標識や看板が違っていて、見つけると急に嬉しくなる
天気予報は曇り。
なんとか初日は大丈夫そう・・・・と峠に向う直前の庚申様に到着↓
手を合せ、今回の熊野詣の安全を祈り、再出発
いよいよ峠の入り口近くへ。
ぽつ ぽつ ぽつ ・・・・雨。
これから峠という時に、降りだしてきた。
「雨の峠道、、、行く? やめる?」
「なんかあったらどうしよう」
・・・いきなり心配になってきて、歩く気力がだんだん↓↓↓下降線。
歩くのが好きな私も、いつでもどこでもってことでもないのです。
急に、心配になってくると、さっきまではぴんぴん元気がよかったのに、心も身体もNOってなっちゃうと、急に重くなって、身体も動かなってくるのです
ふいにスマホで電車の時間を調べたら、急いで駅まで戻ったら電車に乗れる。電車の本数が非常に少ない熊野古道。通勤通学帯は1時間に1本くらい、日中は3時間くらい電車がない時もある。なんと、30分で歩いてきた道を20分で戻れば電車に乗れる!!!
走り出す!
時計を見ながら必死・・・引き返し始めると雨はやみ曇り空が薄日も見える。。。どういうこと~?と思いつつ、また方向転換する気にもならず、そのまま駅を目指す
今更雨が止んでも、一人で峠を登る気にはなれず、走り続ける・・・でも走るってしんどい。早歩き→小走り→早歩き→小走りを続けてる。止まると電車に間に合わないのだから、なんとか梅ヶ谷駅に行くしかない。
なんとか電車に間に合った。
伊勢路の熊野古道歩き旅。初日から何やってるんだ~・・・・30分歩いて、走って20分で戻って、こんなに頑張ったのに進んだ距離は0km!・・・笑ってしまう。まぁこんなこともある。10分間電車に揺られ、紀伊長島駅に着いたらお茶しながらゆっくりMさんを待つとしよう
のはずが・・・紀伊長島駅に着いてみると、駅にはそんなこじゃれカフェも喫茶店もない!!!
結局、公園の文字に惹かれ歩くことに・・・
一人で公園には行ったものの・・・ベンチに座って景色を見ているのは寒いだけ。標識を頼りに「道の駅 紀伊長島マンボウ」へ
いろんな海産物が並び、、、お寿司にお弁当に、パン屋も食堂もある!さんま寿司、まぐろのお寿司、寿司盛り合わせ、どれもいい!とっても美味しそう、Mさん昼食食べたかな~?(^∇^) 、このお寿司を一緒に食べよう!というか、食べたい。あ!そうだ!!ここでランチにしよう!と思いつき、彼女に待ち合わせ場所を連絡した。
でもMさん到着まで時間がある
じっとしていられない、
結局、また地図を見ながら歩き始める。
荷坂峠を下ってきたらどこにでてくるのだろう。今後のためにちょっと下見も兼ねて歩いてみる。20分歩いて引き返したら待ち合わせにちょうどいい時間になるはず。
あ!そうだ!
逆から歩いたらいいんじゃない?
既に到着地にいるのだから、出発地点に向って歩くこともできる!
発想の転換
Mさんが到着してから7kmなら歩けるはず。多分、せっかくの初日の熊野古道なんだから♪ 2.5時間程であれば日暮れまでに間に合うかな。
考えてみれば、熊野古道は決して一歩通行ではなく、熊野へお参りし、帰りはまた来た道を戻っていく、両方通行! どっちから歩いてもいいのだ。
今更だけど、朝の雨のおかげで、峠を一人で歩かず引き返して本当によかった。もし一人で歩いていたら、峠をまた歩こうなんて思わなかっただろう、すべてうまくできているんだな~
そこまでして歩きたいの~?って思われるかもしれないけど、歩きたいですね。やっぱり、歩くって楽しいのです。もちろん、はぁはぁとしんどい坂道もあるんだけど、自然の中を歩くのは気持ちいいんです!
予定変更「紀伊長島マンボウ→荷坂峠→梅ヶ谷駅」
今日は熊野古道は歩かずに宿に行って、ご馳走食べて、温泉入って、寝るだけ!!になるのかな~~と思っていたけど、名案が浮かび、当初の予定の逆のコースを歩くことになった。
「紀伊長島の道の駅 マンボウ」で無事にMさんと合流することが出来。早速、熊野古道を歩きだした。
紀伊長島→荷坂峠→梅ヶ谷駅
荷坂峠は241m
8kmですので、初日にしてはちょうどよい感じになりました。
峠の入り口までは、舗装した道路が続きました。
峠越えは、山道で途中一部は険しい場所もありました。
峠を降り切ったら、また雨が降ってきたので、梅ヶ谷駅へ。寒くなったので喫茶店でも入りたい気分でしたが、あいにく空いていなく、缶コーヒーで暖をとって駅へ。
駅の真ん前に「八柱神社」があり、12月にもかかわらず、とっても美しい紅葉でした
結局初日は、荷坂峠を梅ヶ谷駅から歩くのではなく、逆方向の熊野側の紀伊長島から伊勢神宮の方向へ歩くことになった。その後、梅ヶ谷駅から紀伊長島駅には電車に乗って移動して、紀伊長島駅に宿の人に迎えに来てもらいました。
【宿情報】古里温泉で豪華な伊勢エビ
宿に到着後、歩いて行ける十分な距離なのですが、古里温泉まで送迎してもらい、のんびり温泉。
初日から熊野古道を歩けて2人とも満足。再会を祝し、そして、ちょっと早い忘年会♪
初日から宴会
冬だけ限定メニュー「伊勢エビしゃぶしゃぶ」@ふるさと温泉
宿泊した宿は、「四季活魚の宿 紀伊の松島」の名物です。
お刺身も超豪華!
ほら貝にアカヤガラに、、、食べても食べても減りません
伊勢エビのお鍋に入れるしいたけは、自分でチョキチョキはさみで切って入れるのです。
初日から・・・いや初日だけ豪勢な熊野古道歩き旅♪
歩くより食リポートになってしまいましたが、ご馳走も含め、いろんな出来事が楽しい熊野古道歩きです♪
結局、私たちは何時間食べ続けていたのでしょう・・・・ 🙂 😛
3時間程は食べ続け、夜寝る頃には、なんと暴風雨・・・雨の激しい音が天井から響いてくる。明日の熊野古道・・・どうなるの???と思いながら、、、満腹で就寝
熊野古道・伊勢路の情報について
★伊勢路の全体の地図については→くまどこさんのサイトを活用くださいませ。
★今回宿泊した宿情報
宿泊施設 | 四季活魚の宿 紀伊の松島 |
住所 | 三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区古里1057 |
電話 | 0597-49-3048 |
特徴 |
古里温泉に位置
女将さんは魚に詳しいのはもちろんですが、熊野古道もよくご存知! |
熊野古道を歩く上での注意
熊野古道を歩きは装備も大切です!
まず、服装・靴・持ち物を確認ください!
下記に注意点をまとめています
- 熊野古道沿いはお店がすごく少ないです。必要な物、例えば、お水、スナックなどの行動食やお菓子、お弁当などは準備の上で歩き始めましょう。
- 途中のカフェやレストランに寄って食事をする場合、定休日の場合や突然のお休みに備えておくためにも、事前に電話を入れておくことをおすすめします。
- 旅は、予想外の事が起こるもの!その時にどう対処するか瞬時の判断を迫られます。熊野古道を歩いていても、予想外のことはつきものです。笑って、楽しめる!そのくらいの気持ちで余裕をもち臨むことをおすすめします(^O^)
- 熊野古道を歩くときの温度調整は、上着を脱ぎ着しながら汗かいて冷えないようにすることが大切です。
まとめ
熊野古道歩きは、お天気もあるので臨機応変に!
柔軟に楽しく旅することをおすすめします!
特に、熊野古道・伊勢路は歩く道に沿って、鉄道やバスが利用できるので、活用しながら歩くことができる道です。
・事前にJRやバスは調べておくと便利です
・当日もスマートフォンで検索もできます
・事前に宿泊施設にも相談しておくと、最寄りの駅やどこかのバス停などまでお迎えに来てくれます。
熊野古道歩きは修行だから、全部自分の足で歩かなければ!と思って歩いてもいいですが、身体と足と相談しながら、楽しく熊野古道を歩いてもいいのだと思います。
それぞれ、自分らしく選択してください(^O^)
温泉に、熊野名物に、素晴らしい熊野古道の旅を!
冬の熊野古道おすすめ3つ