そろそろお花見の時期ですね!
どこかに出かけ美しい桜を堪能したい季節になってきました。
やはり、春は桜!
ピンクの色のきれいな桜の木の下でのお花見、桜並木のお散歩と、とても楽しみな桜の季節です。
関西の各地では、3月下旬から、4月中頃まで桜の見頃を迎えます。
桜の名所の京都や大阪はどうしてもかなり混雑します、比較的混雑が避けられ、ゆっくりお花見が楽しめる「関西の桜の名所と穴場スポット」をご紹介します。
【関連】
⇒関西の花見スポット!見頃は?桜祭りとお花見ピクニック!世界遺産でお花見?!
⇒【3月春の熊野旅行】桜を楽しむ熊野古道と熊野三山オススメコースは?
もくじ
桜の花見ができる和歌山県の名所
和歌山県というと大阪から遠いのでは?!・・・と思われている方も多いのかもしれませんが、関西空港から近い和歌山県に桜の名所があります。
また、和歌山県は、風光明媚な景勝地や泉質がよい温泉も数か所点在し、また世界遺産に登録されている名所や神社があり、外国観光客も急増している、近年、注文のスポットです。
今回は、比較的、京都や大阪の混雑は避けられ、ゆっくり桜を堪能できる桜の名所をご紹介します
夜桜も最高「紀三井寺」
紀三井寺の境内には約500本の桜の木が植えられています。
桜のライトアップも行われますので、夜桜見物にもオススメです。
(出典:http://www.kimiidera.com/)
関西一の早咲き桜の名所として有名な紀三井寺、
開花宣言の目安となる和歌山地方気象台指定の標本木(ソメイヨシノ)が本堂前にあることから、「近畿地方に春を呼ぶ寺」として、3月の半ばになるとマスコミからも注目される桜の名所です。
「紀伊三井寺と桜」
紀三井寺の桜には、為光上人にまつわるいわれがあります。
上人は、あるとき、龍神の招きを請け、竜宮城に説法に行かれてその帰り、七つの宝物をもらいました。
鈴、五鈷、錫杖、梵鐘、法螺貝、応同樹、七本桜の七つです。
この最後の七本桜の苗木が、後の桜の名所の起こりとなりました。
紀三井寺は・・・
「日本さくら名所100選」
ソメイヨシノや山桜を中心に500本の桜の木が植えられています。
松尾芭蕉の句碑
有名な江戸時代の俳人・松尾芭蕉は、せっかく花見を期待してきたのに、既に散始めていた桜を仰いで
「みあぐれば 桜しもうて 紀三井寺」と詠みました。
桜を見ながら和歌浦湾の絶景を鑑賞
紀三井寺は、名草山の中腹に位置しているので、桜越しに和歌浦湾の絶景を楽しむこともできます。
西国三十三か所巡礼の2番札所
西国巡礼は一千年の興隆衰退を経て人々の心に染み入り、現在でも巡礼の総数は、年間十万人を下りません。紀三井寺も参拝者の多い神社の一つです。
「西国三十三ヶ所巡礼」とは、近畿・東海の二府五県にまたがる観音さまの霊場を巡拝する作法で、これは日本の中で最古の巡礼道になります。
「巡礼」とは・・・
「仏・菩薩・祖師などのゆかりの霊蹟や、仏寺などを巡って参拝すること」中国からその風が伝えられたといわれています。
「西国三十三ヶ所巡礼」とは・・・
近畿・東海の二府五県にまたがる観音さまの霊場を巡拝する作法で、これはわが国における最古の巡礼道です。
人それぞれ、いろんな理由で参拝されています。親族を亡くされ、いたたまれない心を抱いて巡礼に出る方もあれば、朱印を集めるのだけが目的の方、バイクを乗り回すのが楽しみで…という方と様々です。それで良いのです。
やがて三十三所の満願を果たしたとき、知らず知らず、何か心にゆとりができて、それが、観音様の「ご利益」なのです。
お花見で訪れる時に、西国三十三か所巡礼のことを思い出され、お詣りされると、さらに素敵な参拝、巡礼になるのではないでしょうか。
【関連】西国三十三か所巡礼の一番札所は熊野那智大社です。熊野那智大社の桜の名所ですので、このブログでも紹介しています(⇒熊野那智大社へジャンプ)
紀三井寺は、
今からおよそ1230年前昔、奈良朝時代、光仁天皇の宝亀元年(AD770)、唐僧・為光上人によって開基された霊刹です。
為光上人は、伝教の志篤く、身の危険もいとわず、波荒き東シナ海を渡って中国(当時の唐国)より到来されました。
そして諸国を巡り、観音様の慈悲の光によって、人々の苦悩を救わんがため、仏法を弘められました。行脚の途次、たまたまこの地に至り、夜半名草山山頂あたりに霊光を観じられて翌日登山され、そこに千手観音様の尊像をご感得になりました。
上人は、この地こそ観音慈悲の霊場、仏法弘通の勝地なりとお歓びになり、十一面観世音菩薩像を、自ら一刀三礼のもとに刻み、一宇を建立して安置されました。それが紀三井寺の起こりとされています。
(出典:http://www.kimiidera.com/)
例年の見頃 | 3月下旬 ~ 4月中旬 |
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ライトアップ | 18:00~22:00 |
桜祭り | 3月20日(月)~4月20日(木) |
時間 | 8:00~17:00(本堂・納経所開所時間) |
休日 | 無休 |
参拝料金 | 大人 200円/子供 100円 |
【アクセス】
【車】阪和道和歌山ICから約20分
紀三井寺の駐車場料金は300円です
【電車】JR紀三井寺駅から徒歩約10分
白亜の天守閣と桜が美しい「和歌山城」
(出典:https://hanami.walkerplus.com/detail/ar0730e26177/)
紀三井寺から近い場所に和歌山県の桜の名所がありますので、ご紹介します
和歌山城とは・・・
今から約430年前、豊臣秀吉が弟の秀長に命じて建てたお城です。その後、徳川御三家の一人、徳川頼宜(よりのぶ)が城主を務めたことにより、紀州徳川家の居城として幕府の西の要としての役割を果たしていたと言われています。また、城跡は国の史跡に指定されています。
白亜の天守閣と桜が美しい!
和歌山城内にはソメイヨシノを中心に約600本の桜が城内のあちこちに咲き誇る桜の名所です。
岡口門から二の丸庭園まで桜並木は、とても風情があります。
また、橋付近の大手門も入ってすぐの枝垂桜(シダレザクラ)も必見です。
和歌山公園敷地内の各所で桜を楽しむことができるので、和歌山場内は景観が美しく見どころが多いので、ゆっくり散歩しながらお花見を堪能できます。
お茶室もありますので、お花見でお抹茶を頂くのもオススメです。
また、桜まつり期間中の日没以降はライトアップが実施され、お城周辺には露天の夜店が並び、とても賑わいます。
例年の見頃 | 3月下旬 ~ 4月中旬 |
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夜桜鑑賞 | 日没~22:00 |
桜祭り | 3月20日(月)~4月20日(木) |
時間 |
終日解放 天守閣は9:00~17:30(入場は17:00) |
休日 | 無休 |
料金 |
無料 ※天守閣(大人 410円/小人 200円) |
【アクセス】
【車】阪和道和歌山ICから約20分
駐車場はあります。収容台数は58台。最初の1時間まで200円、2時間まで350円、以降1時間毎200円
【電車】JR和歌山駅からバス「公園前」下車徒歩すぐ 南海電気鉄道南海本線和歌山市駅からバス「公園前」下車徒歩すぐ
関西の「開運!お花見」
関西エリアの南、白浜より南のお花見穴場スポットをご紹介します。
お花見&開運神社めぐりがオススメです。
熊野那智大社
熊野三山のひとつ「熊野那智大社」も桜がとても綺麗な神社です
熊野那智大社周辺、三重の塔周辺は桜を愛でることが出来ます
春には境内を約50本のシダレザクラ、ヤエザクラ、ヤマザクラが咲き誇り、楽しめます。
境内には県の天然記念物に指定されている二本の名桜が存在します。
ひとつは、後白河法皇手植えとも伝わるシダレザクラ。
もうひとつはヤマザクラで、藤原秀衡が熊野詣の際に奉納したと伝わり、「秀衡桜」と称せられています。
4月14日には、桜花祭のご神事が執り行われます
山桜が咲き乱れる熊野那智大社にて、神に桜を捧げ神楽を奏し、花山法皇の故事をしのぶ古式ゆかしい祭です。
熊野那智大社から那智の滝へ歩いて行く途中に「三重の塔」があります。そのあたりから、「桜と那智の滝」は絶景です
(出典:https://www.jinriki.info/kaidolist/feature/kumano_nachi/)
三重の塔は有料になりますが、那智の滝の眺めは抜群です
時間:8:30-16:00
入場料:300円
【アクセス】
東京から、大阪からのアクセス、電車やバスでのアクセスの詳細はこちらです↓
【駐車場】
駐車場は有料になります。大門坂駐車場のみ無料ですが、熊野那智大社までは世界遺産登録の熊野古道「大門坂」を歩いて30分近くかかります。
駐車場の料金は、熊野那智大社・青岸渡寺に一番近いパーキングで800円。他の駐車場は400円、500円、800円と場所によって違います。
【見どころ】
熊野三山(熊野本宮大社・熊野那智大社・熊野速玉大社)のひとつ、
熊野那智大社はすぐ隣には「青岸渡寺」、滝がご神体の「飛龍神社、那智の滝」もありますので、時間に余裕をもってお出かけください!見どころ満載です
詳しくはこちらでご確認ください↓
【オススメ宿泊施設】
温泉紹介はこちら↓
那智に行くならマグロ料理がオススメ↓
熊野本宮大社の旧社地「大斎原」
日本一の大鳥居で有名な観光名所です。
「大斎原(おおゆのはら)」とは
現在の熊野本宮大社から500mほど離れたところにあり、花見の名所として知られます。
ここにはかつて熊野本宮大社の社殿がありましたが、明治22年(1889年)に起こった大水害のために社殿の多くが流出し、現在は広庭、鎮守の森が残っていて、とても静かで、厳かな気に包まれている場所です。
例年の見頃 | 3月末~4月上旬 |
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桜の種類 | シダレザクラ、ソメイヨシノ |
桜の本数 | 70本 |
【アクセス】
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【オススメ宿泊施設】
- 熊野古道にある世界遺産に登録皿「つぼ湯」もある最古の湯が目の前の老舗温泉旅館・・・旅館あづまや <和歌山県>
- 川原を掘ると温泉が湧いている日本でも珍しい温泉が特徴。絶景の露天風呂が自慢のおすすめは・・・山水館 川湯みどりや
- 西日本で一番大きな露天風呂、自然を感じられるおすすめ宿は・・・わたらせ温泉 ホテルやまゆり
熊野本宮大社では「もうで餅」がおすすめ↓
最後に
関西の桜の名所と穴場を紹介しました
いかがでしたでしょうか?
関西の桜の名所と穴場スポット
- 紀三井寺
- 和歌山城
- 熊野那智大社
- 熊野本宮大社(旧社地)大斎原
関西空港に近い「紀三井寺」「和歌山城」は比較的、京阪神から日帰りのお花見に最適です
白浜以南の「熊野那智大社」「熊野本宮大社」は、かなり遠出になりますが、風光明媚な名所です。また、周辺には温泉や他の観光名所の見どころが多数ありますので、お花見と組み合わせ「春の旅行」もおすすめです。
熊野本宮大社の周辺の温泉は、「湯の峰温泉」「川湯温泉」「わたらせ温泉」、熊野那智大社周辺には、勝浦温泉、ゆりの山温泉など名湯があります。
詳細はこちらです↓
熊野の桜の名所「神倉神社」と熊野古道の情報はこちらです↓
関西の桜情報はまだまだあります
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