初めて熊野古道・熊野三山に行く人におすすめNO1は、日本一の那智の滝、熊野那智大社です!那智の滝は熊野の信仰の始まり、昔から滝を神として祈ってきた聖地です。
熊野三山や大門坂から歩く熊野古道ツアー、熊野那智大社と青岸渡寺、那智の滝を何度もガイドとしてご案内してきました。個人的にも那智の滝は何度も行ってます。それでもまた行きたくなるパワースポット、毎回感動して心に響く特別な聖地です。
那智の滝、熊野那智大社では、滝がご神体、那智山の原始林も神域ですので、神聖な気がすごい!那智の滝の中に龍神様が見えたり、観音様が見えると言われているパワースポットです。ミストを浴びて那智の滝のご利益を頂きたいですね。
熊野那智大社に辿り着くまでの階段は急な石段467段続きますので歩きやす服装とシューズでお出かけください。初めて参拝する人は階段にびっくりして、まだ~、まだ~あとどのくらいと思ってしまうのではないでしょうか。
最強のパワースポットには簡単に行くことができないのしょうかね。昔も今も苦労して、自分の足で歩いて辿り着くからこそ、さらにご利益を感じられるのかもしれないですね。
熊野那智大社と那智の滝の見所とご利益をご紹介します
もくじ
熊野三山の熊野那智大社と那智の滝はパワースポット!
熊野那智大社・那智の滝は、関西の和歌山県にあります。熊野古道は和歌山県・奈良県・三重県の広範囲を結んでいます。昔の人は熊野那智大社へ歩いて参拝してました。熊野古道を歩いてみたいのでしたら、初心者に向けコースの大門坂から熊野那智大社、那智の滝をめぐるコースがおすすめ。
世界遺産に登録されている熊野古道を歩き、熊野三山である「熊野那智大社、熊野本宮大社、熊野速玉大社」を参拝することは昔から「熊野は蘇りの地」と呼ばれてきました。日本第一の霊場として自然信仰の原点とも言われています。
熊野古道、熊野三山を訪れることはそれだけで特別な体験になります。神社仏閣巡りに参拝して帰ってしまうというのではなく、熊野の自然の神聖な空気に触れ、自然界からのたくさんの恩恵を頂き熊野古道を歩き、熊野三山を参拝することは聖地巡礼、人々の太古の記憶呼び覚ますような熊野は磁場、聖地です。
五感フルに使って熊野を体験してください!
熊野を感じてください!
熊野那智大社へ467段の階段を上る
熊野那智大社参拝の所要時間
熊野那智大社の参拝の所要時間は少なくとも1時間以上はかかります。まず、那智山バス停や駐車場からは467段の階段を上って熊野那智大社へ行くことになります。その後、熊野那智大社に参拝、隣の青岸渡寺は西国三十三観音巡礼の一番札所、そして那智の滝がある「飛龍神社」へ歩いて行くコースになります。
参道は那智山バス停から5分「467段の階段」
いきなり険しい467段の階段が始まります。歩き始めの場所は茶店お土産屋さんの「和か屋」さんの正面に階段があります
階段沿いにお土産さんがありますので、ゆっくり登っていきましょう。一気に登ろうとするとすごく疲れます。
清涼亭
中世、熊野詣で訪れた法皇様、上皇様の御宿泊所「実方院」跡に建てられた茶店です。時間に余裕がある場合や軽く昼食を取りたい場合は一服しましょう!絶景です。
その後会談はまだまだ続きます。この大きな熊野那智大社の鳥居が見えてきたらあと少し。鳥居をくぐり最後の階段です
最後の階段、足をしっかり上げて登っていきましょう
熊野那智大社に到着
【参拝時間】 午前6:00-16:30
ご神木の楠は胎内くぐりができます。現世のお浄めと救いを司る。御神木の樹齢は800年、高さは72m、幹回りは8.5mに及びます。
熊野那智大社のご祭神・ご利益
熊野三山の一つ世界遺産に登録されている熊野那智大社は、全国に4000社ある熊野社の総本社です。
主祭神
熊野夫須美大神(ふすみのおおかみ)=伊邪那美命(イザナミノミコト)です。
女性の神様です。
(2019年3月頃は屋根の葺き替え工事中でした、同時期にブラタモリの撮影もありました)
夫須美(ふすみ)とは「むす」という生成発展を意味する言葉であり、同時に「結(むすび)」という意味を持っています。古来より「結宮(むすびのみや)」という通称で呼ばれ、熊野那智大社のは人の縁や願いを結んでくれる神社。
拝殿
(2019年3月初旬の平日で雨の日だったので人が少なかったです)
ご利益
那智御瀧は自然を尊び延命息災を祈る人が多く、八咫烏の縁起によりお導きの神として交通安全・海上安全、御神木の梛の木は無事息災のご利益があるとされています。
正式参拝をすると入ることが出来る神域はこちらです
ご本殿
玉垣内には正面に五殿があります。右から四つ目の御社殿が、熊野夫須美大神(イザナミノミコト)を熊野那智大社の神様です。
ご祭神
第一殿 滝宮(大己貴命)
第二殿 証誠殿(家都御子大神)
第三殿 中御前(御子速玉大神)
第四殿 西御前(熊野夫須美大神)
第五殿 若宮(天照大神)
第六殿 八社殿(天神地祗)
↑第一殿 滝宮(大己貴命)
八咫烏・烏石
八咫烏(やたがらす)は熊野の神様のお使いである三本足の烏です。より良い方向へ導く、お導きの神様で熊野那智大社の境内にある御縣彦社(みあがたひこしゃ)でお祀りされています。また、正面には八咫烏の銅像があります(写真下の左側)
熊野那智大社の御本殿の枝垂れ桜
熊野那智大社の枝垂れ桜は、後白河法皇御手植えの木を代々伝えたものとされ古図にも描かれています、毎年三月末から四月初めころが桜の見頃です。
熊野那智大社のお守り
八咫烏をモチーフにした勝守もあります
勝守(かちまもり)
神武天皇を大和の地へお導きされた「熊野の神様のお使い八咫烏」が描かれています。勝負事のお守り、物事を良い方向に導いていただくお守りです。御初穂料 800円
烏牛王神符(からすごおうふ)
那智の瀧の水で墨を摺り神職により一枚一枚奉製された御札で、古きより魔除けの御札として各家庭の玄関にお祀りするとよい。「那智瀧宝印」と書いてあるのです。読めますか? 御初穂料 800円
隣の青岸渡寺へ
那智山は熊野三山の一つ、熊野信仰の霊場として長い歴史があります。もともと那智の滝を中心にした神仏習合の一大修験道場でした。明治初期に青岸渡寺と熊野那智大社に廃仏毀釈の流れで分離されました。
神仏習合が色濃く残っている場所で、昔は青岸渡寺と熊野那智大社が廊下で繋がっていたであろう場所の柱をみればわかります。
まずは、お線香で祈りを捧げ、中へ入っていきます
階段を上っていくと正面にわにぐちがありますので鳴らしてお参り出来ます。
西国三十三ヶ所第一番札所「青岸渡寺」
【参拝時間】 5:00-16:00
※時間を過ぎると入ることができませんので、お早めに参拝ください
熊野那智大社近くのカフェ
熊野那智大社に参拝後に、ちょっと休憩したいという時におすすめのカフェ、茶店をご紹介します。
「見晴亭」
熊野那智大社や青岸渡寺からは徒歩5分です。
おそばやうどん、めはり寿司など軽食中心です。ぜんざい、コーヒー、紅茶もあるので熊野那智大社や青岸渡寺に参拝した後、一服するのにもおすすめです。
軽食のうどんやめはり寿司他に、おすすめは「黒飴ソフトクリーム」ですよ~。冬も食べたかったのですが、この日は寒すぎて。ご当地グルメのです。ここでしか食べられないので是非!
地図
茶房 珍重庵 那智山店
那智の滝や那智山の山並みを見ながら食事できる絶景の食事処です。天気が良ければ太平洋を望むことができます。熊野那智大社や青岸渡寺に行った際に立ち寄るのがおすすめ
もうで餅と抹茶セットは350円。 新商品の水もうで餅ともうで餅+抹茶セット500円も美味しいのでおすすめします。お餅2個もぺろりと食べれます
茶房 珍重庵 那智山店 | |
住所 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山39 |
TEL | 0735-55-0811 |
定休日 | 水曜日 |
【地図】
駐車場はありません。正確な場所は青岸渡寺の下になります
那智の滝の見所
熊野那智大社、青岸渡寺を参拝した後は、那智の滝「飛龍神社」へ行きます。実は、ここから三重塔の前を通り、下っていきます。このあたりが三重塔と那智の滝の写真スポットです
三重塔の方へ下っていきます
三重塔の中にも有料で入ることができます。那智の滝を見れる絶景スポット。写真好きな人、観音様好きな人は是非三重塔にも行ってみてください
そして、鎌倉時代の急な階段がありますのでご注意ください
御瀧そのものを大己貴命が現れた御神体としてお祀りしてます。熊野の神様は元々ここ那智の滝でお祀りされていました。
神域「那智山」から流れ出る滝は全部で48あると言われています。その中で一番高い滝を一の滝「那智の滝」と呼んでいます。日本一の那智の滝の高さは133m・銚子口の幅13m ・瀧壺の深さは10m以上あり、水量は普通毎秒1トン程度といわれています。
那智の滝遥拝所に上がってお参りしましょう
お滝拝所舞台(参入料 大人:300円・小中学生:200円 未就学児:無料)、お滝を一番近く、真正面で拝観できる観覧舞台になっています。水量や風向きによっては、那智の滝をミストを感じることができます。
また、那智の滝遥拝所に上がるところには、延命長寿の水と伝えられている滝つぼの水を飲むことも出来ます。
【参拝時間】7:00~16:30
那智の滝へのアクセス・駐車場
駐車場
車で那智の滝へ行く場合は那智山、大門坂に駐車場があります。熊野那智大社にいちばん近い駐車場は青岸渡寺の横です。那智の滝の無料駐車場もあります。詳細は下記をご覧ください
アクセス
那智の滝へはJR紀伊勝浦駅、JR那智駅からバスでアクセス可能です。詳細は下記をご覧ください
熊野へのアクセス
飛行機の場合は関西空港か東京羽田からは南紀白浜空港が最寄の空港になります。空港からレンタカーを借りて回ることもできますし、電車とバスで那智の滝、熊野三山めぐりをすることもできます
関西空港へはLCCのピーチ、ジェットスター、そして、スターフライヤー、日本航空、全日空の飛行機が飛んでいます。熊野古道へ格安に行くことも可能です。
⇒【熊野古道へのアクセス】車や電車や高速バス?全国からの行き方まとめ
自分で旅行の手配するのは、ちょっと苦手な方には旅行会社のツアーがあります。
最後に
熊野那智大社と那智の滝のご利益・見どころを写真を紹介しながらご説明しました。
いかがでしたでしょうか。
熊野那智大社のは人の縁や願いを結んでくれる神社。
熊野那智大社の主祭神は熊野夫須美大神(ふすみのおおかみ)=伊邪那美命(イザナミノミコト)女性の神様です。那智の滝そのものを大己貴命が現れた御神体としてお祀りしてます。
ご利益は、延命息災、交通安全、海上安全、無事息災そして八咫烏を祀ってありますので、お導きの神様です
もともと那智山全体が自然信仰の原点でした。明治以降に熊野那智大社と青岸渡寺は分離されました。熊野那智大社の御神体である滝は日本一の落差133mがあります。
那智の滝の前で祈ると本当に神と繋がる時間になるのではないでしょうか。昔から人々は神をこの那智の滝に重ね合わせ祈ってきた場所です。熊野の奥深い自然に癒され、蘇りの地「熊野」できっと貴重な体験をされるのではないでしょうか。
素晴らしい参拝をなさってください