1月1日「超体感 熊野古道 神秘の旅」のNHKの番組の中でも紹介されていました
「熊野川下り」の舟旅
私も初めて体験してきました!
熊野川下りは、期間限定、毎年3月~11月だけ開催されています
舟旅は「悠久の彼方へ・・・」と感じてしまうのは、私だけでしょうか?
体験してみないと、この感覚、わからない!
とってもおすすめです。
熊野川下りについて、予約方法、乗り方、アクセスをご紹介します
もくじ
熊野川下りは熊野古道?
川の参詣道も世界遺産
熊野古道の道の中で、唯一、自分の足で歩かず、船で川を下って「熊野速玉大社」に参拝するという熊野古道のルートがあります。
この船に乗って下っていく熊野川は、
「川の参詣道」として世界遺産に登録されています。
これは、世界でも初めてのこと!
まずは、場所をご覧ください↓
![](https://i0.wp.com/kumano-fan.com/wp-content/uploads/2019/01/kumanogawa-map3.jpg?resize=500%2C489)
熊野古道のゴールであった「熊野本宮大社」と「熊野速玉大社」は熊野川で繋がっています。
地図の中で、場所を黄色で囲っています
わかりますか?
2004年7月7日、
和歌山県・奈良県・三重県にまたがる
「紀伊山地の霊場と参詣道」が
世界遺産として登録されました。
その中には、
- 霊場「吉野・大峰」「熊野三山」「高野山」
- 参詣道「大峰奥崖道」「熊野参詣道」「高野山町石道」
霊場の熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)に至る熊野参詣道「熊野古道」は、中辺路・小辺路・大辺路・伊勢路・大峰奥崖道・紀伊路の各ルートがあります。
皇族・貴族が通った当時の熊野古道のルート
古来より老若男女、
身分や貧富の差を問わず、
あらゆる人々を受け入れてきた熊野!
熊野三山(熊野速玉大社・熊野本宮大社・熊野那智大社)は、平安時代から盛んに参詣されるようになりました。
熊野速玉大社・熊野本宮大社への参拝は、熊野川沿いに鎮座していることから、上流の熊野本宮大社から河口近くの熊野速玉大社までは、江戸時代にかけて川舟を利用して参詣されました。
熊野川は、熊野三山への重要な参詣道でした。
当時は、熊野川下りに10時間もかかっていたそうです。
今は90分です。
12世紀頃、熊野詣をした皇族や貴族や多くの人々が、熊野三山を参拝するようになりました。
人々は、京都から大阪へ、南下して紀伊路を経て、田辺から山中に入る熊野古道「中辺路」を通り、熊野本宮大社へ参拝していました。熊野本宮大社に参拝後、大変が40km近い熊野川を船で下り、新宮に向っていたという歴史があります。
熊野本宮大社に参拝後の一行は、大半が熊野川を船で下り、新宮に向い「熊野速玉大社」へ。その後、新宮から「熊野那智大社」へ参拝し、その後も、再び新宮に戻り、熊野川を船で遡上するのが一般的だったそうです。
このような歴史的背景が認められ、2004年、
熊野川が「熊野参詣道」として世界遺産に登録されました。
世界で唯一の「川の参詣道」です。
熊野川とは
![](https://i0.wp.com/kumano-fan.com/wp-content/uploads/2019/03/2019-kumanokawa-kawakudari-147.jpg?resize=500%2C333)
和歌山県と三重県の県境に位置し、紀伊山地を源流として熊野灘まで流れる全長183kmの大河です。
流域では良質な木材が生産され、かつてはその木材を筏に組んで河口へと下りました。また、農作物や木炭なども熊野川を利用して運送され、人々の暮らしを支えてきました。
熊野川の舟下りに乗るには
(出典:KUMANO TRAVEL)
2004年の世界遺産登録後、2005年秋から、和歌山県新宮市が昔ながらの川舟下りを再現することになりました。日本人だけではなく、世界中の観光客に人気です。
2019年1月1日NHK「超体感 神秘の旅 熊野古道」の放送以降、人気はさらに急上昇中だそうで、例年よりも予約が埋まっていくのが早いそうです。
熊野川下りで熊野詣をしたい!
熊野の川下り、舟下りを体験したい!
そう思われた方は、まず、こちらから空いている日程をご確認ください
1、日程の確認
下記より「運行状況と料金について」のページに、カレンダーで空席状況をすぐ調べることができます
2、川舟の概要
- 毎日2便運航されています
- 3月~11月の期間限定
- 16kmの川下り、90分!
- 木船には船頭と語り部が同乗
「熊野川舟下り」は、熊野川のうち、道の駅「瀞峡街道熊野川」から熊野速玉大社が鎮座する河口付近、権現川原までの約16kmを90分かけて木船で下ります。
コース沿いには、熊野の神々や中世の熊野詣にまつわる奇岩などの独特の地形や、多くの滝があり、美しい景観を楽しむことができます。
![](https://i0.wp.com/kumano-fan.com/wp-content/uploads/2019/03/2019-kumanokodo-289.jpg?resize=500%2C333)
木船には船頭と語り部が同乗し、 ガイドしてもらえます。
熊野川沿いに多く見られる奇岩や滝のいわれなどの話が聞けます。
予約方法
熊野川下りの舟は、完全予約制です
電話での予約のみ!
0735-44-0987
川舟下りは完全予約制の為乗船日の前日17:00までに電話での予約になります。
当日に舟乗り場に行っても、満席の場合は乗ることができません。
必ず事前にお問い合わせください。
舟は川舟で10名定員になりますので、荷物は手荷物を貴重品とカメラで行くことをおすすめします。
車の場合は、新宮に到着後、巡回バスで熊野川舟下りの「熊野川川舟センター」まで送ってくださいます。
アクセス
カーナビは、「道の駅瀞峡街道熊野川」、または「かあちゃんの店」で検索できます
バスでのアクセスはこちらをご確認ください
※予約の際に、どこからアクセスするのか聞かれます、詳しくバスのスケジュールも教えてくださいますので安心ください
熊野川の舟下りを体験して
瀞峡での川舟体験もそうなのですが、私は川の水面をすぐそばに感じ、舟にゆられて進んでいく旅は心に響き、自分の現代過去未来をひっくるめるような、なんとも不思議な感じになっていきます。
今回の「熊野川舟下り」も感慨深い舟旅になりました。
まず、乗ってすぐ、
川の水に揺られ、舟が動き出した瞬間、ぐっときて、涙ぐんでしまったのです。。。幸いにも花粉症でサングラスをしていたので、一緒に同乗した方々は気付かなかったと思います
ひとり感動していました。
![](https://i0.wp.com/kumano-fan.com/wp-content/uploads/2019/03/2019-kumanokawa-kawakudari-147.jpg?resize=500%2C333)
なんだか、過去を振り返り、今を思い、
過去背の記憶が甦るような、、、
![](https://i0.wp.com/kumano-fan.com/wp-content/uploads/2019/03/kumanokodo-248.jpg?resize=500%2C333)
なんでだろう?
舟に乗ると、、、遠い遠い記憶が甦っていく。
具体的に何ってことではないのですが、何か心に、魂に響いていくのです
あ~、ここまでつむいできた命、魂、ありがとう
本当に本当に、私達は生かされ、自然に守られ、自然と共に生きてきた
![](https://i0.wp.com/kumano-fan.com/wp-content/uploads/2019/03/kumanokodo-263.jpg?resize=500%2C333)
きっと、昔々もこの舟で熊野川をくだっていたのだろうか・・・
1000年前は10時間もかかっていた
人々は何を思い、何を歓び熊野詣をしていたのだろう、
熊野川の水はどんどん流れていっているのだけど、
人の思いや祈りはまだこの地に、この川にのこっているのだろうか。
こんな感じでした。
ただの、舟の川下り!?
いえいえ、私にとっては感慨深い特別な旅♪
深い深い、過去の記憶が呼び覚ますような時間になりました。
本当に不思議。
舟下り好きには、瀞峡の川舟もおすすめ
詳細はこちら↓
最後に
熊野川の舟下りをご紹介しました
いかがでしたでしょうか?
熊野古道での悠久の旅路!
舟に乗っていても、熊野詣です
当時の天皇・上皇がたどったルートです
是非、体験されてください。
熊野川についてはこちらもご覧ください
熊野本宮大社について
熊野古道について