熊野古道の最終目的地であった「熊野本宮大社」の周辺には、3つの泉質が違う温泉が湧いています。
3つの温泉郷は車で行くと30分圏内
- 湯の峰温泉
- 川湯温泉
- わたらせ温泉
今回は、その中でも世界遺産に登録されている温泉「つぼ湯」がある
「湯の峰温泉」についてご紹介します。
湯の峰温泉では「温泉卵」を作ることができます!
湯の峰温泉のアクセス・駐車場について地図を含め、説明します。湯の峰温泉は車でのアクセス、バスでアクセス可能です。
もくじ
湯の峰温泉について
湯の峰温泉の歴史と効能
湯の峰温泉の歴史は古く、開湯1800年。
聞いただけびっくりですよね(^_^)
もともと、
湯の峰温泉は四世紀ごろに熊野の国造「大阿刀足尼(おおあとのすくね)」によって発見され、後に歴代上皇の熊野御幸によってその名が広く知られる様になりました。
湯の峰温泉は、今も昔ながらの温泉情緒が残っていて、湯けむりがあがっている温泉街です。
とはいっても、
山あいの奥まった場所にあるので、公共のバスは走っていますが、観光バスが何台も入って来れるような道路が大きくもないので、どちらかというと、こじんまりしたしっぽりとした温泉街だと感じます。だからこそ、いいんですよね~
その良さを体験した~いと欧米人がよく訪れる温泉でもあります。
古くからの日本の文化がそのまま残っている歴史ある温泉です。
湯の峰温泉あるエリアには、熊野三山のひとつ「熊野本宮大社」があります。人々は遠路はるばる熊野古道を歩いて、熊野本宮大社へ向かって歩いてきていました。言ってみれば、熊野詣の最終目的地でした。
湯の峰温泉が、熊野本宮大社にも近いこともあり、昔から、古の人々は熊野詣の旅の途中、湯の峰温泉で湯垢離(ゆごり)を行い、聖地での禊ぎと旅の疲れを癒していたそうです。
湯垢離(ゆごり)とは・・・お湯で身を清めること
天皇、上皇が熊野詣をする際に「湯垢離」をされたと言われています。
湯の峰温泉の効能
泉質 | 含硫黄炭酸水素塩泉(ナトリウム) |
---|---|
泉温(摂氏) | 92 ℃ |
湧出量 | 約30 L/分 |
pH | 7.0 |
液性の分類 | 中性 |
湯の峰温泉は、もともと92℃のかなりの高温で湧いてきますが、そのままではもちろん入浴するのはできないので、加水して温度を下げたり、または、早めにお湯を張ったりと、宿では工夫されています。
(いせやさんの露天風呂)
メタケイ酸が豊富に含まれている美肌の湯。しっかり浸かってので、非常に高い美肌効果!も期待できます
世界遺産登録の「つぼ湯」があります
湯の峰温泉の中に世界遺産の「つぼ湯」はあります。
世界遺産登録の温泉で、入浴できる温泉としては世界で唯一!
日によって7回湯の色を変えると言われている天然温泉の岩風呂です。
つぼ湯は30分貸切の温泉。時間によっては混雑している場合もあります。
隣接している公衆浴場で貸切時間を確認ください。
湯の峰温泉で温泉卵
「公衆浴場前の川沿いには「湯筒」という熱湯の源泉の自噴口があり、温泉の蒸気を利用して、温泉卵やふかしイモを作ることが出来ます。
すぐ近くのお店で、卵やお芋は購入できます!
近所の土産物店などでも温泉卵や茹で野菜などが販売されていますので、すぐに調達できます! 親切に、ゆで時間も張り紙してあります(^_^)
温泉パワーゆで卵♪
美味しいので、是非作ってみてください!
その他、宿泊すると湯の峰温泉のお湯で作った温泉がゆ、温泉コーヒーも楽しめます。お宿によっては、ご飯やみそ汁、熊野牛のしゃぶしゃぶ、煮物、蒸し物を温泉で調理しているところもある。重曹や硫化水素を含んでいる泉質なので、一味違った料理が味わえます。味がまろやかに感じます。温泉は飲用もできますので、胃腸にもよさそうです。
是非、宿泊して湯の峰温泉を堪能しましょう!
身体の外から、内からと温泉パワーを取り込んで蘇り!
湯の峰温泉は蘇りの湯です
湯の峰温泉へのアクセス・駐車場
車でのアクセス
湯の峰温泉には、公衆浴場がありますので、そこを目指してください。ただし、駐車場は公衆浴場の目の前にはありません。
下の地図で説明してますので、参考にしてください
住所 | 和歌山県田辺市本宮町湯の峰110番地 |
湯の峰温泉マップ |
【湯の峰温泉の駐車場】
駐車場は、民宿「たきよし」さんの横で「民宿あづまや」の向かい側に大きな駐車場があります
連休などは、温泉通の多くの旅行者が訪れています。
湯の峰温泉がいいので、かなり遠方から車で来ている人々をみかけます。
湯治場なんですよね~
駐車場に公衆トイレがあるのでそれをポイントしてしまいすみません(^_^)
バスでのアクセス
・JR新宮駅から路線バスがります
JR新宮駅にはバスターミナルがありますので、そこからバスに乗ってください
所用時間:約1時間
行きのバス⇒バス時刻表「新宮駅→熊野本宮大社」
帰りのバス⇒バス時刻表「熊野本宮大社→新宮駅」
・JR田辺駅からの路線バスがあります。
また、このバスは、湯の峰温泉、川湯温泉、わたらせ温泉、熊野本宮大社に行くバスになります
所用時間:JR田辺から約1時間35~45分
行きのバス⇒バスの時刻表「紀伊田辺駅→湯の峰温泉」
帰りのバス⇒バス時刻表「湯の峰温泉→紀伊田辺駅」
熊野までのアクセスについて
・熊野古道へのアクセスは車が便利!東京・大阪・全国からのアクセス紹介!
・【熊野古道】東京から中辺路には夜行バスが格安!紀伊田辺へ直行バスが便利!
湯の峰温泉のおすすめ温泉宿
湯の峰温泉の中でも老舗中の老舗旅館です。古き良き時代の旅館そのままです。
湯の峰温泉「あづまや」の特徴は、
- 三つの自家泉源があること!
- 日本に数軒しかない温泉むしぶろがあること!
- 世界遺産「つぼ湯の目の前」、バス停の目の前の好立地
実は、温泉にも鮮度があり、空気に触れると、時間とともに失われていきます。あづまやでは湯屋のすぐ脇にある自家泉源から湧き出したばかりの新鮮な湯を楽しめます。
湯の峰温泉の中でも、家族風呂があり、貸切露天風呂も楽しめます。
お料理も和食を洋食のアレンジで料理自慢の宿
自然の景色を望む静かな露天風呂温泉が自慢。つぼ湯から徒歩10分の場所です。
湯の峰温泉の詳しい宿紹介はこちら
その他にも湯の峰温泉の宿はあります。こちらから検索ください
湯の峰温泉に泊まって歩ける「熊野古道」
中辺路「発心門王子~熊野本宮大社」
所用時間:2.5~4時間
距離:6.9km
熊野古道の地図:中辺路(発心門王子~熊野本宮大社)
詳細はこちら↓
日曜日限定!予約必須
語り部さんと一緒に歩く熊野古道ツアーもあります
【集合時間】 9:20
【集合場所】熊野本宮大社前発、発心門王子行きのバス乗り場
【終了時間】14:00
【コース】発心門王子~熊野本宮大社
【お問い合わせ】熊野本宮観光協会 TEL:0735-42-0735
【詳細】語り部さんと歩く熊野古道
(2)大日越(湯の峰温泉~熊野本宮大社)
歩行距離:3.4km
歩行時間:1時間10分
所要時間:約2時間
熊野古道の地図:大日越マップダウンロード
詳細はこちら↓
熊野古道を歩く時はお弁当持参で!
※お泊りの宿でも注文できますし、熊野名物弁当もあります。
注文方法はこちら↓
⇒熊野古道のお弁当おすすめ!熊野本宮大社で受け取り可能!熊野名物を食べて歩こう!
湯の峰温泉の周辺の温泉
わたらせ温泉
露天風呂が関西1位です!本当にすごく大きくて、自然の中にある露天風呂は癒し!最高です!
私は、わたらせ温泉が好きで、何度か行っています!
自然を感じながら、温泉に浸かるのは本当に気持ちいいんですよね~
川湯温泉
川を掘ると温泉が湧いている日本の温泉の中でも、とっても変わっている温泉です!
露天風呂は混浴になっているお宿もあって、浴衣を着て入ることが出来ますので、ご安心を!
ご家族一緒に、カップルで楽しめるのはいいですよね♪
http://kumano-fan.com/kawayuonsen-hotels-9838
私の常宿です(*^^*) 何度も何度も泊まっています~♪ 川のせせらぎ、虫の音、月を見たり、朝日の光に包まれたり・・・自然を感じて入ることが出来る温泉は最高です! 気持ちよくて癒されます。
最後に
熊野本宮大社の周辺にある温泉郷の中でも、最古の湯である「湯の峰温泉」についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
駐車場も広いので、日帰り温泉も楽しめます。
熊野古道を歩く時、神社めぐりをする時に、是非湯の峰温泉に行ってみてください!
温泉がすごくいいので、あたたまりますし、疲れがとれ、癒されます
素晴らしい熊野古道の旅を!
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