こんにちは!
熊野がまたまた、NHKテレビに出ます!
「熊野カルデラ火山」でできた岩体や
熊野カルデラ火山のCG画像が放映されるそうです!!!
BS放送
「ジオ・ジャパン~絶景列島を行く!」
熊野古道・熊野三山で人気急上昇中の「聖地・熊野」
今年2019年は、熊野古道が「紀伊山地の霊場と熊野参詣道」として世界遺産に登録され、15周年の記念の年!
2019年4月は熊野がテレビに出る確率が極めて高い!
それだけに熊野が注目されています。
4月6日には
4月20日、27日
熊野人気が急上昇しているのでしょうか?!
現代の人々にとって、聖地熊野が必要なのでしょうか?
まずは、テレビをご覧ください♪
「熊野の火山・カルデラ」について少し調べてみました。
テレビの前の予備知識になったら幸いです
もくじ
NHKに熊野が出ます!
「ジャパン~絶景列島を行く~ 」
放送は、
NHK BSプレミアム
ジオ・ジャパン~絶景列島を行く~
第2集「中国・四国・近畿」
ジオ・ジャパン | |
日時 | 4月18日(木曜日) |
時間 | 午後6時~ 午後7時 |
出演 |
神戸大学教授…巽好幸, JAMSTEC上席研究員…山田泰広, 日本美術刀剣保存協会…木原明, 電力中央研究所…三浦大助, |
語り | 和久田麻由子 |
※是非、録画予約してくださいね!
大地の秘密を解き日本列島誕生の物語を地域ごとに描く「ジオ・ジャパン~絶景列島を行く」。
第2集は、中国・四国・近畿。
太古の昔、この地域はみな海の底だった。
それが5億年もかけて北から南へ順々に陸地へと成長してきた。しかし、その途上で何度も巨大噴火に見舞われ、現在は中央構造線と呼ばれる大断層を境に、南北で大地の質が大きく異なっている。
この違いが鳥取砂丘や秋吉台、琵琶湖など多様な絶景と恵みを生み出した。
4月18日(木曜日)
18:00~19:00
NHK BSプレミアム
お見逃しなく!
熊野に巨大な火山があった!
ここからは、せっかく熊野の地質について、火山についてテレビがありますので、その前にちょっと調べてみましたので、その内容をご紹介します。
テレビを見る前に、参考にして頂ければと思います。
阿蘇山より大きなカルデラが!
今回、NHK「ジオ・ジャパン~絶景列島を行く」のテレビに、熊野が出る!!!
ということで、この記事を書いているのですが、
私は熊野の神社や柱状節理、磐座など、興味があり訪れていますが、詳しい知識はまだまだ何もわかっていないので、あらためて、、、
「熊野のカルデラ」について、調べて見ましたら、
興味深い事がわかってきました。
約1500万年前、紀伊半島には巨大な火山がありました
多量の大規模火砕流が噴出し、地表が大きく陥没し、巨大なカルデラが出現。
私は福岡・九州なので、カルデラといえば熊本の阿蘇!
と思っていましたが、
熊野のカルデラの規模は、長径約41km、短径約23kmと推定されます。
阿蘇のカルデラが(25×18km)の規模ですので、はるかに上回っています。
本当に巨大カルデラだったのです!
聞いているだけですごいですよね。
私は地質学に詳しくないのですが、
カルデラ、噴火、火山という言葉から、熊野にこれだけ豊富な温泉があり、そして、磐座が多いということ。
やっぱり、熊野は聖地なんだな~~~と納得しました
様々な景勝地は、岩がごつごつしていて、自然に浸食され、今の形状になっているのですが、すごい名所が多いのも頷けます。
それから、とても面白い記述を見つけましたので、こちらに↓
古事記における神武天皇の行軍ルートが、
熊野から奈良県南部に至る太古の火山エリアと交わるという不思議を提示しています。
(出典:https://www.hon-momoyamado.com/)
『火山で読み解く古事記の謎』の本に、書かれているそうです。
面白いですよね~
世界各地の聖地を旅した経験からですが、、、、
だいたい磁場、パワースポットと呼ばれる場所は、岩がごつごつしていたり、その岩の山頂に教会が建ててあったり、すごい山の麓に奇跡の水が湧いいたり、地質、岩、山に深い関係があるな~と思っていたのですが。
パワースポットと呼ばれる場所は、強力な磁場なんです。
なんだか、わからないけど、自然が作り出したすごいところ。
それは、休火山であったり、
もともとすごい力が大地に加わって、
その余韻というか、、、
自然がさらにパワーを醸し出しているとでも言いましょうか(^O^)
ハワイもそう、火山ですよ
ハワイ島はまだまだ火山活動が活発。
カリフォルニアの「シャスタ山」も休火山
スペインやイタリアも岩山の上に教会が立っています
やっぱり、熊野もそうでしたか~
あれだけの、磐座がご神体の神社も数多くあります。
熊野カルデラ火山の火山活動の痕跡
紀伊半島「熊野」の巨大な火山活動があったのは1500万年前ですので、現在は、カルデラの姿形がくっきりと残っているということではなく、長年の風化によって、盆地状のカルデラ地形はうっすらと痕跡を残している程度になっています。
例えば、那智の滝、神倉神社、玉置神社の玉石社も熊野のカルデラの痕跡です。
熊野のカルデラの位置はこちら↓
熊野カルデラは、紀伊半島南部の那智勝浦町、新宮市、田辺市本宮町エリア
熊野三山の「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」と偶然ですが、重なっています!!!
(すべて熊野在住の地質学者・後誠介氏らによる作図です。 地図は「み熊野ねっと」よりの転載)
那智の滝
那智の滝の背景をなす岩をよく見ると、楯に岩が切り立っているのがわかりますか?
これが、「柱状節理」・・・岩体に入った柱状の割れ目。マグマが冷却固結する際、収縮して生じる。
那智の滝の詳細はこちら⇒【那智の滝・熊野那智大社】アクセスと見どころ
神倉神社
熊野三山のひとつ「熊野速玉大社」の摂社の神倉神社。ご神体は、大きく見える岩はごとびき岩。
このごとびき岩も、熊野カルデラ火山が生み出した岩体。
すごいですよね~
神倉神社の詳細はこちら⇒最強パワースポットはごとびき岩!石段538段
玉置神社
玉置神社の玉石社も関係しているそうです
以前、玉置神社に参拝した時、駐車場から本殿まで参道を歩いていく途中も、横を見上げると、「柱状節理」の岩がそびえたっています。
玉置神社は熊野三山の奥宮とも言われています。
熊野の三山と「吉野・大峯」を結ぶ「大峰奥崖道」の途上にある玉置神社は、大きな玉石があり重要な信仰の対象になっています。
修験者は、本殿より先に「玉石社」へ参拝すると言われています。
玉石ははるか遠洋の海底火山でできた枕状溶岩であり、海洋プレートとともに移動してきた遠来の地質遺産です
(出典:新宮市文化振興課)
景勝地で言えば、
楯ヶ崎、瀞峡(瀞八丁)、古座川の一枚岩が有名です
楯ヶ崎
楯ヶ崎は、神武天皇上陸の地と伝えられていて、とても歴史的な場所でもあります。
ボートツアーがあります
詳細はこちら⇒楯ヶ崎と青の洞窟の遊覧船!
瀞峡
詳細は⇒瀞峡のおすすめ絶景クルージング!展望抜群のおしゃれカフェ
古座川
古座川町相瀬地内にある国指定の天然記念物は、高さ100m、幅500mの一枚の大きな巨岩
熊野の温泉
そして、興味深いのは、熊野エリアの温泉です!
火山がないのに、熊野になぜ温泉が湧いている?!と思われている方がも多いのではないでしょうか。
こちらを見て頂ければ、一目瞭然
カルデラに沿って、熊野エリアの温泉はあるのです!
すごい!
(すべて熊野在住の地質学者・後誠介氏らによる作図です。 地図は「み熊野ねっと」よりの転載)
これは私の感想ですが、熊野の温泉は、それぞれの温泉で泉質が違うんです。例えば、「湯の峰温泉」、川湯温泉、渡良瀬温泉、車で30分もかからない距離であるにもかかわらず、泉質が違うから面白いな~と思っていました。
上に書いてありますように、
「熊野カルデラの火山活動でできた地下深くに残っている岩体が、温泉の熱源になっている」
とのことなので、それぞれの温泉の熱源の岩体がちがうのかもしれませんね、、、わかりませんけど(^O^)
熊野の温泉情報はこちら↓
参考資料
今回この記事を書くのに、参考にさせて頂いたサイトをご紹介します。
「火山がつくった熊野の聖地」 桃山堂様 |
かつて熊野に巨大な火山があった |
最後に
熊野がテレビに出る!
NHK「ジオ・ジャパン~絶景列島を行く~ 第2集「中国・四国・近畿」
是非ご覧ください♪
4/18木曜日、18時~19時
録画してくださいね!
おかげさまで、熊野が聖地たる由縁。熊野は巨大カルデラがあった!と、いろいろ勉強になりました。
やっぱり、熊野はすごいですね~
こちらも参考にしてください